まえがき・ナゼこの本を読んだのか、選んだのか
こんにちは、みことです。
戦争や災害、地球温暖化など、世の中が荒れてきていて問題が山積みですね。
子供に限らず、大人だって、今後を思うと心が不安に押しつぶされそうになる方は多いのではないでしょうか?
そんな時は、私はルドルフ・シュタイナーさんの本を読み心を落ち着けるようにしています。
今回は、ルドルフ・シュタイナーさんの四大主著(4冊の代表的な本)の内の1冊
『神智学』について簡単な紹介をしていこうと思います。
今後も落ち着いて生活を送りたい、混迷を極めている世を切り拓いて、生きていきたいけど、自分一人ではどうしていいのか分からないという方に、何か示唆になる情報を与えられたらという気持ちで書かせていただきます。
最後までお付き合いいただけますと幸いです。
著者、ルドルフ・シュタイナー紹介
ルドルフ・シュタイナー 1861~1925年に生きた、オーストリアやドイツで活動された思想家さん、教育者さんです。約100年前の方です。
シュタイナー学校、シュタイナー教育でご存じの方もおられるのではないでしょうか?
2021年5月時点で世界で1251校の学校、1915園の幼稚園があるそうです。
日本は7校です。
もっと増えろ。
シュタイナーはヨーロッパ各地で6千回にも及ぶ講演を行った方で、その講演はシュタイナー全集(354巻ある)としてまとめられています。
日本でも本が200冊は売られています。(絶版多数)
ではそんなシュタイナーさんの代表的1冊である「神智学」を見てまいりましょう。
ルドルフ・シュタイナーの『神智学』とはどんな本?
シュタイナーの思想
本の内容に入る前に、シュタイナーの思想について簡単にお話しておきます。
この世界は感覚的な世界(物質的な世界)だけではなく、肉眼には見えない世界(超感覚的世界)が背後に存在している。
そして人間は誰しも超感覚的世界をみる素質を持っており、ふさわしい仕方で育成すれば霊眼を開くことができる。
霊的世界にまなざしを向けることを今の時代(意識魂の時代)が最高潮に人間に求めている。
簡単にまとめすぎましたが、シュタイナーは目には見えない世界があるよとずっと言っているんです。
では神智学について紹介していきます。
四大主著、神智学
シュタイナーには前述したとおり、四大主著と呼ばれる4冊の代表的書物があります。
- 神智学(霊学、神智学を学ぶ上での基礎的なことが書かれています。人間について等)
- いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか(霊的世界を見るための霊的器官の開発方法、修行方法、注意点等がみっちりと書かれています。)
- 神秘学概論(神智学より踏み込んだ内容がそれでもまだ概論として書かれています。宇宙の成り立ちとか。)
- 自由の哲学(未読)
の4冊になります。
神智学は霊学を学んでゆくうえで必要な基礎的な知識がつまっています。
いまいち違いがよく分からない「魂」と「霊」についてもこの二つは違うものだと明記されています。
みことの感想
以下、私がよかったなと思った所や多くの人に知って欲しいなと思った所を書いてゆきます。
神智学の名前の意味
「神智学」と「霊学」という名前の意味のちがいについて書いておきます。
違いがありました(;^ω^)
人間が仰ぎ見ることができる至高のものは「神的」と呼ばれる。人間の最高の使命は、この神的なものとの関連において考えられねばならない。
それ故、感覚的存在を超越した叡智、人間の本質と使命とを明示する叡智は「神的叡智」もしくは神智学と名づけられるであろう。 p27
要するに、神智学という名称の意味は、人間の本質と、人間の最高の使命を明らかにする智恵や知識ということでしょう。
人生における、そして宇宙における霊的活動の考察には、霊学という言葉を与えることができる。
霊学の中で特に人間の霊的本質の核心に係わる諸問題を取り扱う場合、「神智学」という表現が用いられる。 p27
神智学は人間について語り、霊学は人生や宇宙の謎を語ってくれるのでしょう。カルマとかが霊学に属するのでしょうね。
個人的に大事だと思ったので備忘録として書いておきます。
そんな知識学んで何になるんだよという方へ
冒頭でも述べました通り、今世の中は荒れています。
シュタイナーは地震や火山活動、戦争に関しても起こる原因を別の書籍で述べられたりしています。「天地の未来」
さらに社会問題や教育…人間が人間を育てるという問題に関しても霊学の観点から言及されています。
シュタイナーの言葉に触れれば、シュタイナーの思想を学ぶ価値はあると判断されるかと思われます。
そういったことを理解するためには、やはり基礎が理解できていないと、読んでもまったくわかりません。(´;ω;`)
なので今回基礎的な本を紹介させていただきました。
また、今目に見えない世界が見えなくても、シュタイナーのような信頼できる方が書かれた本を読み、思考力で理解しようとすると、見えるようになる力を促してくれるそうです。
見えない世界を理解しようとする意志は、直観力を育てる重要な精神的な力を呼び起こす。
なので霊学書を読むことは無駄ではないのです。
まとめ
以上、好き勝手に述べてまいりました。
神智学はkindleで電子書籍としても販売されていますので、私はアンドロイドの読み上げ機能で音読してもらっています。じゃないと、脱落する。
それでもやっぱり読むのに抵抗があるという方は、私がブログで亀更新で要約してまいりますので、一緒に学んで人生を豊かにできていけたらと思う所存です。
では、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました♪
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